[4Pin1] インタラクティブ(2)

[4Pin1-07] 畳み込みニューラルネットワークによる補助線検出を用いた歪みを含む2次元コードの復号方式

〇鞍津輪 一希¹、神薗 誠¹、川崎 洋²、小野 智司¹ (1. 鹿児島大学、2. 九州大学)

キーワード：畳み込みニューラルネットワーク、QRコード、画像復元

2次元コードは，従来の1次元コードよりも多くの情報を格納できることから生産，物流，販売等の幅広い分野において活用されている．2次元コードは，斜め方向から撮影を行った場合や円柱形状の物体に印刷された場合でも一般的なデコーダで復号を行うことができる．しかし，2次元コードを印刷した紙や布などに非均一な凹凸が発生し，2次元コード自体に複雑な歪みが生じた場合，復号することは困難である．本論文では，白黒二値の補助線を付加した2次元コードを用いることで，局所的な歪みや自己遮蔽が生じた場合であっても復号を行える方式を提案する．提案する方式では，補助線を検出するために画像認識に強い畳み込みニューラルネットワークを使用する．