2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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[4Pin1] インタラクティブ(2)

2018年6月8日(金) 09:00 〜 10:40 P会場 (4F エメラルドロビー)

09:00 〜 10:40

[4Pin1-38] ガスセンサアレイによる人工嗅覚実現へ向けた試み

〇斎藤 雄太1、横山 誉宗1、田中 貴久2、内田 建2 (1. 慶應義塾大学 理工学研究科 総合デザイン工学専攻、2. 慶應義塾大学 理工学部 電子工学科)

キーワード:人工嗅覚、機械学習応用

人工嗅覚を実現させるガスセンサは,小型で安定,低消費電力,高いガス選択性が必要と言われている.一般に流通しているガスセンサとして,酸化物半導体式ガスセンサがある.このセンサはいくつかの要求を満たしているが,対象となる分子に対してのガス選択性が低い.一方で,ヒトの嗅覚はいくつかの選択性の低い受容体があり,受容体からの信号を脳による処理を行うことで実現していると言われている.本研究では,対象分子が異なる3つの酸化物半導体式ガスセンサからなるセンサアレイを作成した.3種類の日本酒のセンサアレイ応答を機械学習によって解析し,90%以上の精度で識別することが可能となった.