2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

一般セッション

一般セッション » [GS] J-6 Webマイニング

[1I2-J-5] Webインテリジェンス

2019年6月4日(火) 13:20 〜 15:00 I会場 (306+307 小会議室)

座長:宮村 祐一(有限責任監査法人トーマツ) 評者:伊藤 雅弘(株式会社東芝)

14:20 〜 14:40

[1I2-J-5-04] オンラインメディア記事の読者の行動分析

〇園田 亜斗夢1、関 喜史2、鳥海 不二夫1 (1. 東京大学、2. 株式会社 Gunosy)

キーワード:オンラインメディア、行動変容

インターネットの登場により新聞社等のメディアの発信するニュースの媒体が新聞からwebサイトに拡大し,記事の速報性の向上や記事数の増加が進んでいる.これに伴い,ユーザが記事を選択する際に必要な時間と労力が増大している.それに対応し,技術の発達によってユーザの選好に応じて提示情報をパーソナライズするタイプの推薦システムの導入が進んでいる.一方で,過度の推薦によってユーザに偏った情報のみを提供するフィルターバブルが発生しているとの指摘もある. 本研究では既存のニュースサイト上でのユーザの行動変容について分析を行い,筆者のこれまでの研究と比較する.これにより,既存の結果と比較し,多様性の減少はメディアが異なっても起きているのかを確認する. そのために,既存研究と同様にユーザの行動を閲覧した記事の多様性によって評価し,現実のデータで時間の経過に伴う多様性の指標が変化していることを確認し,多様性の変化と期間・閲覧数の関係についても考察する.また,多様性が増加するユーザの存在を確認し,そのようなユーザの閲覧数の変化の条件についても確認する.