2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[1K2-J-4] 知識の利用と共有(1)

2019年6月4日(火) 13:20 〜 15:00 K会場 (201A 中会議室)

座長:福田 直樹(静岡大学) 評者:杉浦 純(ヤフー)

14:20 〜 14:40

[1K2-J-4-04] 第1回ナレッジグラフ推論チャレンジ2018開催報告

~説明性のある人工知能システムを目指して~

○川村 隆浩1,2、江上 周作2、田村 光太郎3,4、外園 康智4、鵜飼 孝典5、小柳 佑介5、西野 文人5、岡嶋 成司5、村上 勝彦5、高松 邦彦6、杉浦 あおい7、白松 俊8、張 翔宇8、古崎 晃司9 (1. 科学技術振興機構、2. 電気通信大学、3. NRIデジタル、4. 野村総合研究所、5. 富士通研究所、6. 神戸常盤大学、7. 神戸市立西神戸医療センター、8. 名古屋工業大学、9. 大阪大学)

キーワード:ナレッジグラフ、説明可能性、推論、機械学習

本発表では,2018年よりスタートしたナレッジグラフ推論チャレンジについて報告する.近年,機械学習技術の進展によりさまざまな社会システムにAI技術が組み込まれつつある.今後,そうしたシステムを安心・安全に使っていくためにはAIによる判断・動作を適切に説明する技術が重要になってくるだろう.そこで,本会セマンティックWebとオントロジー研究会では,データセットとしてシャーロック・ホームズの小説を題材としたナレッジグラフを構築,公開し,説明付きで犯人を当てる(推論または推定する)技術を募集するチャレンジを企画・開催した.発表では,第1回となった2018年のチャレンジの概要と共に,ナレッジグラフの構築手法,SATや推論,文書ベクトルなどを用いた4つのアプローチ,およびそれらの評価方法・結果等について述べる.また最後に,2019年に予定している次回チャレンジの計画について紹介してまとめとする.