14:40 〜 15:00
[2P3-J-2-05] Wasserstein Autoencoder を用いた画像スタイル変換
キーワード:深層学習、スタイル変換
本稿ではWasserstein Autoencoderを用いた画像スタイル変換を提案する。画像スタイル変換とは、コンテント画像に対してスタイル画像から抽出したスタイルを適用することで、任意のコンテントを任意のスタイルで描画する技術である。スタイル変換はこれまでも広く研究されてきたが、その多くにはスタイルに対して学習が必要なため実行に時間がかかるという問題がある。 本稿で提案する手法は、スタイルとコンテントが分離した形で隠れ変数として表現されるようにネットワークを構成することで、スタイル変換を実現する。特定のスタイルに対してネットワークを訓練する必要がないため、任意の画像に対して任意のスタイルを即座に適用できる。CerebAの画像に対していくつかのスタイルを適用したところ、良好な画像が得られることを確認できた。