2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[4A3-J-1] 基礎・理論: 生命と知能の基礎モデル

2019年6月7日(金) 14:00 〜 15:40 A会場 (2F メインホールA)

座長:大塚 琢馬(NTT) 評者:小宮山 純平(東京大学)

14:20 〜 14:40

[4A3-J-1-02] Process-Grammarに基づく形状変化の記述方式の提案

〇東末 桃1、高橋 和子1 (1. 関西学院大学大学院)

キーワード:定性空間推論、知識表現、プロセス文法

本研究では,形状の変化に着目した定性空間表現を提案する.生命科学における細胞分裂や臓器形成などの発生過程の中で見られるような形状変化を定性的に表現し,発生生物学への応用を目指す.発生過程の中には,へこみができる,接点ができる,分裂するなどの重要な特徴がみられる.我々はそのような特徴を表現するために,Leytonの提案したProcess-Grammarの拡張を行う.形状を記号で表現し,形状が変化する様子を表す変換規則を形式化することによって,なぜそのような変化が起こるのかについての理由を提示したり,起こりうる変化を推論したりすることが可能である.