2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-2 食とAI

[1F3-OS-2a] 食とAI (1)

2020年6月9日(火) 13:20 〜 15:00 F会場 (jsai2020online-6)

野中 朋美(立命館大学)、藤井 信忠(神戸大学)

14:00 〜 14:20

[1F3-OS-2a-03] 人・ロボット協調サービスシステムに関する研究

飲食業におけるシミュレーションによるAGV運用評価

〇櫻井 徳良1、金澤 宏篤2、藤井 信忠3、新村 猛4 (1. 三井住友ファイナンス&リース株式会社、2. 神戸大学 工学部情報知能工学科、3. 神戸大学 大学院システム情報学研究科、4. 立命館大学 食マネジメント学部)

キーワード:シミュレーション、ロボット、最適化、サービス産業、外食産業

本研究ではサービス産業の中でも比較的労働生産性の低い外食産業に着目する.人とロボットの協働に関する研究を実施し,システム技術,IoTやAIを用いたサービス産業生産性向上のアプローチを模索する.レストランフロアに導入された自動搬送装置(AGV: Automated Guided Vehicle)と人が混在する環境におけるシミュレーションを用いたAGV運用評価手法について報告する.研究の第一段階として,AGVの充電行動に着目し,マルチエージェントシミュレーションを用いて,厨房における料理の総滞留時間を小さくできるようなAGVの充電規則の決定を図った.その結果,厨房における料理の総滞留時間を,7日間合計で3.5%(1日平均で2,036分から1,965分 ),単日で最大7.4%(1,981分から1,834分),減少することを確認した.シミュレーション結果に基づきAGVを効率的に稼働させることで,①労働量の削減,②人による接客時間の増加,③料理提供のスピードアップ,を図ることが可能だと考える.顧客満足度を高め,また顧客不満足要因を解消することは,サービス産業においても重要な取り組みだと考える.

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード