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[1I3-GS-2-03] データの多様性を考慮した順序ロジットモデルに関する研究
キーワード:順序ロジットモデル、確率的潜在意味解析、マーケティング
順序ロジットモデルは順序尺度で表される目的変数の選択に関して,その説明要因が与える重みを算出するモデルとして様々な分野において注目されている手法である.しかしながら,この方法を大規模データへと適用しようとした場合,母集団の多様性が原因となり,1つのモデルで表現することが難しい場合がある.また,大規模データ解析の分野において,データの情報をクラスタリングアプローチに基づき解釈する方法が幅広く用いられている.本研究では,クラスタリングアプローチの中でもモデルへの組み込みが容易でかつ解釈性の高い潜在的意味解析法(PLSA)に着目し,順序ロジットと組み合わせ,パラメータを同時に推定する方法を提案する.これにより1つの順序ロジットモデルで表現することが難しい複雑なデータを分析する際にも,その多様性をPLSAに基づき考慮しながらデータの特徴を適切に捉えることが期待される.さらに本研究では,提案モデルの適用例として.実際のマーケティングにおける顧客評価データを分析し,顧客の特徴および評価値の要因を明らかにする.
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