2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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[1J4-GS-2] 機械学習: 基礎理論 (1)

2020年6月9日(火) 15:20 〜 17:00 J会場 (jsai2020online-10)

座長:渡邊千紘(NTT/東京大学)

15:40 〜 16:00

[1J4-GS-2-02] カテゴリ毎にAuto Encoderを用いるDeep Neural Networkの構築法に関する一考察

〇今井 虎太郎1、後藤 亮介1、雲居 玄道1、後藤 正幸1 (1. 早稲田大学)

キーワード:ディープニューラルネットワーク、事前学習、多値分類問題、自己符号化器、Deep ECOC

近年,Deep Neural Network(以下,DNN)と呼ばれる手法が注目を浴びている.この手法において,学習の初期値は得られる結果の精度に影響を与える.そのため,Pre-trainingにより初期値を求めFine-tuningを行う手法が提案されている.この手法の1つにDeep ECOCがある.これは,多値分類のために,Support Vector Machine(以下,SVM)による学習をPre-trainingとしたものである.この手法では,あるカテゴリとその他のカテゴリを分けるSVMの学習結果をDNNの初期値として用いている.つまり,このSVMは各カテゴリの特徴を捉える形と捉えることができる.本研究では,この考え方を援用し,カテゴリ毎にその特徴を表現するDNNに分岐させることにより,精度向上を目指す.そこで,各カテゴリの特徴を表現するPre-training としてAuto Encoderを用いることを提案する.そして,この結果を用いてDNNを再学習する.これらの提案手法の有効性を検証するために,新聞記事データを用い,評価実験を行う.

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