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[1L4-GS-5-01] 2019年大阪ダブル選挙におけるTwitter分析
キーワード:大阪ダブル選挙、社会ネットワーク分析、自然言語処理、アナウンスメント効果
本研究では2019年4月7日に行われた大阪ダブル選挙期間中に投稿されたtwitterからトピック分析と社会ネットワーク分析を行い、アナウンスメント効果とコミュニティ構造を分析する。第1にLDAでツイートをトピックに分け、各トピックの投稿内容から維新支持と反維新に分別し、投稿数を調べた。その結果、序盤では維新支持と反維新が拮抗しているが、選挙終盤戦では、圧倒的に支持が多くなっていた。これは4月1日の世論調査の結果、維新優勢という報道があった影響の可能性が考えられる。この結果、維新支持に対してはバンドワゴン効果、反維新に対してはアンダードッグ効果の可能性が考えられる。第2にリツイートの社会ネットワーク分析を行った。次数中心性および媒介中心性ともにごく少数の中心性の高いアカウントとそれ以外の多数アカウントが存在することが分かった。Louvain法を用いたコミュニティ抽出により、選挙終盤では5つの大規模コミュニティが抽出された。このコミュニティで中心性の高いアカウントでは、維新支持と反維新が混在していなかった。この結果、Twitter内ではユーザは選択的接触をしていた可能性が考えられる。
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