2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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[2B6-GS-12] ヒューマンインタフェース・教育支援: 学習とモデル

2020年6月10日(水) 17:50 〜 19:30 B会場 (jsai2020online-2)

座長:大澤博隆(筑波大学)

19:10 〜 19:30

[2B6-GS-12-05] 創造的議論からの学びを促すリフレクション支援手法の検討

ードキュメントセマンティクスとマルチモーダル情報の活用ー

〇正野 敦也1、林 佑樹1、瀬田 和久1 (1. 大阪府立大学大学院)

キーワード:創造的議論、リフレクション支援、マルチモーダル情報、ドキュメントセマンティクス

研究ミーティングなどの創造的議論の理解を深めるためには,議論後に音声や映像メディアを用いてリフレクションすることが有効であり,この振り返りの質を高める支援システムも数多く提案されている.一方,既存手法の多くは発言情報に基づく省察活動に焦点が当てられており,例えば資料を説明している提案者への理解が追いつかず,説明内容とは異なる箇所を読み返している参加者がいる区間といった,言語・非言語インタラクションを考慮した観点からの振り返りを支援するものはない.我々はこれまで,議論時の発話や視線遷移などのシグナルを統合したマルチモーダル情報を活用し「他者の理解が追いついていない可能性がある」といった振り返りに資する議論区間を検出・提示する振り返り支援システムを提案してきた.本稿では支援手法を発展的に拡張し,先行研究で活用したマルチモーダル情報に加えて,意味内容に踏み込んだ振り返り区間の検出のために,議論資料の諸要素へのセマンティクス情報,議論参加者の役割情報を活用した振り返り支援のための議論区間の検出法を検討する.

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