2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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オーガナイズドセッション » OS-3 自律・創発・汎用AIアーキテクチャ

[2M5-OS-3b] 自律・創発・汎用AIアーキテクチャ (2)

2020年6月10日(水) 15:50 〜 17:30 M会場 (jsai2020online-13)

栗原 聡(慶應義塾大学)、川村 秀憲(北海道大学)、津田 一郎(中部大学)、大倉 和博(広島大学)

16:30 〜 16:50

[2M5-OS-3b-03] マルチエージェント信号機自律分散制御法の提案

〇藤森 立1、大野 啓介2、神崎 陽平2、栗原 聡1 (1. 慶應義塾大学理工学部、2. 慶應義塾大学理工学研究科)

キーワード:交通信号制御、群知能、マルチエージェント

本研究では、交通信号機を適切に制御することで交通流を円滑化することを目指す。交差点をエージェントと捉え、マルチエージェントモデルを応用し、動的な交通流に対応した自律分散型信号制御システムを提案する。本研究において提案する制御手法は二つ。一つ目はばねモデルを用い、各エージェントが自身と隣接エージェントから得た交通情報をもとにスプリットとオフセットの制御を行う局所制御手法。二つ目は隣接エージェント同士が局所的交通情報をもとに協調することで組織を構成し、現示が車両の走行に合わせて青信号に切り替わるグリーンウェーブ形成を行う大域オフセット制御手法。これら二つの信号制御手法を提案し、シミュレーションを用いて有用性検討を行った。また、これらの手法は各交差点へのセンサ等の設置が必要不可欠であるが、必ずしもそのような恵まれた環境ばかりではない。そこで、群知能アルゴリズムの一つであるACO(Ant Colony Optimization)を用いた交通情報の補間システムについても新たに提案し、有効性の検討を行った。

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