2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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[2M6-GS-13] AI応用: 汎用AI

2020年6月10日(水) 17:50 〜 18:50 M会場 (jsai2020online-13)

座長:長井隆行(大阪大学)

18:30 〜 18:50

[2M6-GS-13-03] デバイスオントロジーに基づいた人型エージェントに対する予測誤差形成過程を説明する脳機能モデルの提案

〇田和辻 可昌1、松居 辰則1 (1. 早稲田大学)

キーワード:不気味の谷、脳機能モデル、デバイスオントロジー

不気味の谷効果(Uncanny Valley Effect)と呼ばれるヒト型エージェントに対する否定的感情形成は,人間の対人認知メカニズムを理解する上で極めて重要な現象である.認知神経科学分野における既往研究では,不気味の谷効果は「予測誤差」,すなわち,人間に酷似した外見に基づいて予測される生物学的動作と,実際に観測される人工的動作の間に生じる齟齬が原因となって誘発されるという枠組みが提案されている.ところが,この予測誤差に至るまでのプロセスがどのような情報処理によって実現されるかを説明する,神経科学的に妥当なモデルは明らかではない.そこで,本研究ではデバイスオントロジーの観点から予測誤差に至る過程を説明する定性的脳機能モデルの提案を行う.本手法では,予測誤差検出を達成するために必要な部分機能,およびその部分機能群の達成系列を記述し,各部分機能を担う神経細胞群を割り当てる.

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