2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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オーガナイズドセッション » OS-22 創作者と人工知能が創る創作の未来

[3D5-OS-22b] 創作者と人工知能が創る創作の未来 (2)

2020年6月11日(木) 15:40 〜 17:20 D会場 (jsai2020online-4)

上野 未貴(大阪工業大学)、森 直樹(大阪府立大学)、はたなか たいち(株式会社クリエイターズインパック)

16:40 〜 17:00

[3D5-OS-22b-04] シナリオ自動生成のための映画脚本ストーリー展開構造分析とプロット生成

〇川野 陽慈1、宇都宮 悠輝1、高屋 英知1、山野辺 一記2、栗原 聡1 (1. 慶應義塾大学、2. 株式会社エッジワークス)

キーワード:物語構造、物語自動生成、物語展開構造分析

近年ゲーム業界は拡大しており,必要とされるシナリオの数も増加している.そのためにシナリオ自動生成が求められている.シナリオの自動生成手法には完成稿を直接作成する方法もある.しかし,本研究ではより自由度が高くシナリオの崩壊が起きづらい方法として,シナリオの大筋の流れを記載したプロットを物語の共通構造で生成する手法を提案する.シナリオの自動生成には素材となるシナリオのプロットデータが必要となるが,人手で大量のデータを用意するのは難しい.そのため,現存するシナリオからプロット作成のためのデータを抽出し素材として用いることが必要となる.そこでシナリオ自動生成のため映画脚本に着目した.映画脚本をシナリオ自動生成の素材とするためにはストーリー展開を構造化したプロットが必要となる.それを映画脚本から抽出するためにストーリー展開の変化する点で映画脚本を分割することを試みた.映画の登場人物に着目することで,ストーリー展開の変化を捉えられることが示唆された.また,シナリオの素材を元にしたプロット生成において,作品性の調整を自由に行えるシステムを作成し有効性の検討を行った.

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