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[4F3-OS-25b-03] 顔から読み取れる印象と感情のデータ駆動計算モデル化
キーワード:顔、印象、感情、データ駆動計算モデル
他者との関わりのなかで生きるヒトにとって,顔は多様な社会的情報が埋め込まれたインターフェイスであり,ヒトは他者の顔から内的特性や感情状態を推定しようとする普遍的な傾向を備えている。近年の心理学研究領域では,ヒトが他者の顔貌から印象や感情をどのようにして読み取っているのかを,データ駆動計算モデルによって明らかにする研究が注目を集めている。データ駆動計算は,事前の研究仮説に制約を受けることなく,顔を構成する多次元的な物理特徴とそこから読み取れる印象や表情の関係をモデル化することができる点で優れている。本発表は,顔の心理学研究にデータ駆動計算を導入した発表者の近年の研究事例を紹介し,顔から読み取ることのできる印象と感情の手がかりについて明らかにすることを目的としている。一連の研究から,顔印象や表情は,顔形態とその動的変化,表面特徴など,多様な顔特徴の複雑な組み合わせによって規定されていることが明らかになった。
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