2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

講演情報

インタラクティブセッション

[4Rin1] インタラクティブ2

2020年6月12日(金) 09:00 〜 10:40 R01会場 (jsai2020online-2-33)

[4Rin1-32] 画像解析による層破壊被害をうけた建築物の抽出

〇河辺 賢1、堀江 啓1、井ノ口 宗成2、松岡 昌志3 (1.MS&ADインターリスク総研株式会社、2.富山大学、3.東京工業大学)

キーワード:深層学習、層破壊、建物被害画像、地震

1995年の阪神・淡路大震災では、建物内の生存空間が失われる「層破壊」と呼ばれる建物の倒壊により、多くの人が命を失った。人的被害を軽減するためには、層破壊の発生する危険性が高い建物を特定し、災害対策を推進することが重要である。本研究では、層破壊被害を精度良く特定することを目的として、画像から特徴量の自動抽出が可能な深層学習を用いることで、被災建物を層破壊か否かに分類する手法を提案する。具体的には、2016年熊本地震において自治体が調査した建物被害画像のデータセットを用意し、畳み込みニューラルネットワークを用いた分類モデルを構築し、層破壊被害をうけた建物を抽出した。

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