14:00 〜 14:20
[2I4-GS-10-03] ルールベースアプローチによる細胞突起検出およびその定量的評価の提案
キーワード:細胞突起、定量評価、画像解析
神経細胞は細胞体と神経突起から構成されており,細胞の運動機能の大部分は 神経突起の伸縮により生み出されていることが知られている. そのため,細胞自体の活動度合い,運動機能を推し量るためには 神経突起部分に着目した詳細な分析を行う必要がある. しかしながら,神経突起領域については厳密な定義が難しい上, 多くの場合,人の目による判断となるため,主観的かつ定量性のない 評価しか行えていないという問題点がある. そこで、本研究ではルールベースアプローチを活用することで, 機械的に突起領域の検出を行い,より定量的かつ客観的な 突起領域に着目した評価方法の実現を試みた. 具体的には,マスク処理を施した細胞画像に対して 極座標変換を適用し,その極座標グラフの凹凸性より 突起領域を定義することで突起領域の自動検出を行った. 幾つかのアノテーションしたマスクデータに対してシュミレーション実験 を行った結果,適切な突起検出およびその検出結果に基づく突起運動に関する 定量的評価が行えていることを確認した.
講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。