2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[2N4-GS-5] エージェント:コミュニティ

2022年6月15日(水) 13:20 〜 15:00 N会場 (Room 501)

座長:布施 陽太郎(富山県立大学)[現地]

14:20 〜 14:40

[2N4-GS-5-04] 群集の行動の測定による事件発生の検知

〇林 拓実1、大沢 英一2 (1. 公立はこだて未来大学大学院 システム情報科学研究科、2. 公立はこだて未来大学 システム情報科学部 複雑系知能学科)

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キーワード:マルチエージェントシミュレーション、群衆行動理解、犯罪予測

昨年, 東京でオリンピックが開催されることに際して, 国内では ICT を活用したテロ対策や安全性強化の需要が高まっていた. 警察は繁華街における犯罪の予防と被害の未然防止を図るため, 街頭に監視カメラを設置して24時間モニタリングしている. 犯人の検挙には, 個人や店舗が設置している防犯カメラの映像を提供してもらい捜査に活用する場合もある. しかし, 人員による監視には見過ごしや即応性などの観点で課題が残る. 本研究では, 不審者当人ではなく防犯カメラで捉えた群衆全体の行動の測定により事件事故の発生の検知を目的とする. 先行研究では群衆の中ではオクルージョンの影響により個人の動作を検出するのは困難だとされる. よって, 事件を目撃した群衆は何かしら回避行動をとるという仮定のもと, 監視カメラの映像から群衆の動きを推定し事件事故の発生を検知する. 実験では, シミュレーション環境を用いて歩行者の行動を再現し, 行動の軌跡から回避行動の検出を行い, 最も歩行者が多い状況で68%の精度で回避行動の検出ができた.

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