2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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オーガナイズドセッション » OS-26 ゲームを題材とした高度コミュニケーション

[4I1-OS-26a] ゲームを題材とした高度コミュニケーション(1/2)

2022年6月17日(金) 10:00 〜 11:40 I会場 (Room I)

オーガナイザ:棟方 渚(京都産業大学)[現地]、伊藤 毅志(電気通信大学)、大澤 博隆(筑波大学)、片上 大輔(東京工芸大学)、松原 仁(東京大学)

11:00 〜 11:20

[4I1-OS-26a-04] ジレンマゲームにおける階層的なコミュニケーションの生起に関する分析

〇矢野 颯真1、井上 直紀、森田 純哉1 (1. 静岡大学)

キーワード:ジレンマ、階層性、実験記号論、曖昧性

人間は曖昧性を用いたコミュニケーションをしている.近年,人工知能エージェントと人間との関わりが増えているが,このような人間らしいコミュニケーションは未だに困難な課題である.言語の理解を深めることで,人工知能エージェントの高度なコミュニケーション能力を高めることができる.本研究は,複雑な社会のモデルとしてジレンマ環境を利用し,実験記号論に基づいて新規なコミュニケーションシステムの生起を観察した.コノテーションとデノテーションに分けられる語彙的曖昧性をメッセージとその意味の対応付けの強さに基づき定量化した.さらにメッセージに対して異なる分節化を行ったときの曖昧性の変化から,統語的な曖昧性の分析を行った.その結果,階層性の生起とメッセージを送った参加者の意図とのつながりが示唆された。

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