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[1F5-GS-5-04] 会話参入意欲の連続変化の定量測定に基づく適切な会話参入支援タイミングの検討
キーワード:コミュニケーション、多人数会話、対話意欲、マルチモーダル情報、対話支援システム
近年、オンラインコミュニケーションなどで集団での会話や会議の機会が増えている。このような複数人会話場面において、人を会話に積極的に参加させる方法を開発することは、よりよい人工対話支援システムの実現に有用である。そのためにはまず、第三者の会話に対する人の会話参入意欲が、連続的にどのように変化するか知る必要がある。本研究では、多人数会話に対する人の会話参入意欲の主観評定値を連続的に測定する実験システムを構築し、実験を行った。実験では、グループディスカッションコーパスTDU-NED(東京電機大学、2019)の動画を被験者に提示した。被験者が会話に参入したいと思う度合いを、物理スライダーによって0〜100のスケールで連続的に入力する実験システムを構築し、会話参入意欲の連続変化のデータを取得した。この連続値とコーパス情報を用いて、会話参入意欲が上昇する会話状況の分析を行った。結果として、複数の話者の同期した笑いや、会話中の適度な時間の間が、会話参入意欲の上昇に特徴的であった。よって、対話支援システムを開発する際は、人の笑い声と会話中の間を認識して、会話参入を促すようなシステムの提案が考えられる。
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