17:00 〜 17:40
[1K5-OS-11b-01] (OS招待講演) 人工主体とのインタラクションと「脆さ」の意義
現象学とエナクティヴィズムの視点から
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キーワード:人工主体、現象学、エナクティヴ・アプローチ、間主観性、他人の心
通常他人の心は見えないと思われている。だから推論やシミュレーションが必要と考えられている。しかし、他人の心は身体の振る舞いや他者との相互作用のなかに直接「見える」という主張がある。現象学などに見られる「直接社会知覚」(direct social perception: DSP)と呼ばれる考え方である。ここからすれば、もしAIやロボットが人間と区別のつかない振る舞いを(ある一定程度以上に)実現できたら、そこに相互作用しうる一人の「主体」を見ざるをえないということになる。ここでは、DSPを可能にする条件として、エナクティヴな間主体的相互作用を考え、そこにある種の「脆さ・不安定性」が必須の役割を果たしているという可能性を論じたい。
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