14:10 〜 14:30
[2O4-GS-8-03] GROWモデルに基づいて運転行動を教示するロボットが与える効果
キーワード:教育支援ロボット、運転行動、ヒューマンロボットインタラクション
近年,ロボット関連の技術進展により,教育場面での使用を想定した教育支援ロボットの開発が行われている.教育支援ロボットにおいては, 数学から図画工作などを学習内容として学習者に教示するのが主流である.一方で,高齢者に対して運転行動の改善を促すロボットも存在する.従来研究では,ロボットが危険運転動画を用いて教示することは,学習システムによる教示に比べて有効であると示唆された.ドライバーの運転行動の改善には,段階ごとに状況説明や行動教示を行うGROWモデルが有効であると報告されている.しかしながら,GROWモデルを搭載したロボットによる効果は検証されていない.そこで本論文では,危険運転動画において,GROWモデルに基づいて運転行動を教示するロボット(以下,提案ロボット)が,大学生に与える効果について検証する.実験では,運転免許証を有する大学生に対して,提案ロボットから教示を受ける群と,従来の正しい運転行動のみを教示するロボット(以下,従来ロボット)から教示を受ける群間での比較実験を実施した.実験結果から,従来ロボットに比べて大学生は提案ロボットからの教示内容を記憶している傾向が示唆された.
講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。