2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[2R1-OS-10c] AI諸技術の発展に基づく学びのモデルの高度化と展望

2023年6月7日(水) 09:00 〜 10:40 R会場 (602)

オーガナイザ:小西 達裕、宇都 雅輝、小暮 悟、山元 翔

10:20 〜 10:40

[2R1-OS-10c-05] ベクトルを対象とした半主体的な学習を促す学習環境の提案

〇十文字 智人1、相川 野々香1、東本 たかひと1 (1. 東京工芸大学)

キーワード:適応的支援

学習において,理解を深めるために自身の解答を振り返り,自主的に試行錯誤を行うことが重要である.これまで,数学におけるベクトルを対象として,学習者の入力した数式を数式の制約にしたがい操作を行える図形に変換することで誤りの可視化を行う学習支援システムを開発し,学習者に試行錯誤が行える環境を提供した.しかし,これまでの学習支援システムでは学習者に誤りの可視化を提示するまでで止まっており,図形の操作やフィードバックの確認は学習者に依存するものとなっていた.故に,学習者によっては与えられたフィードバックを確認せず,自身の解答がどのような誤りをしているのか振り返らない可能性があった.そこで本研究では,これまでの学習支援に加え,システム側に問題におけるベクトルの合成におけるベクトルの関係性のモデルとして三角形を提示することで操作を要求する学習支援を提案する.学習者は生成されたベクトルをもとに三角形を形成する活動を必ず行うことになるため,自身の解答がどのような誤りをしているのかを振り返り,主体的な試行錯誤を行うことができる.本稿では,提案した学習支援をシステムに実装したものについて解説する.

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