2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[2R6-OS-28b] 知・情・意―AIが人間研究になるための枠組み

2023年6月7日(水) 17:30 〜 19:10 R会場 (602)

オーガナイザ:諏訪 正樹、藤井 晴行

17:30 〜 17:50

[2R6-OS-28b-01] スマートシティと俳句と阿頼耶識

〇中西 泰人1 (1. 慶應義塾大学)

キーワード:阿頼耶識、俳句、スマートシティ

自動運転車やロボットやAIなどの機械知能が私たちの身の回りに存在する未来はすぐそこに来ている。その知能や能力がシンプルで限定的だとしてもそれがある量を越えて風景の一部となった時、私たちはどのような環境にいるのだろうか。パーソナルコンピュータやインターネットが世界に広まろうとする時、新しい道具と環境が人類のどのような知性を引き出すのか?といったことが多く議論された。他者として存在する機械知能に囲まれた環境はどのようにデザインされ、その中でどのような知性が引出されていくのか。そうした問いを立てるにあたり、人類とは異なる知性の象徴としての菌類と人類を超越した知性としてのブッダの知性を参照しながら様々な分野の方々にインタビューを行う「スマートシティとキノコとブッダ」と名付けたプロジェクトを進めている。本稿ではそこで語られている内容に、岡潔の「数学する人生」で述べられた知のあり方としての俳句と阿頼耶識を合わせて参照することで、意識的な思考・合理的な思考の象徴としての近代都市から逸脱した新たな世界の描き方の一つを構想する。

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