2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[3L1-GS-11] AIと社会:信頼と安心

2023年6月8日(木) 09:00 〜 10:40 L会場 (中会議室 C2)

座長:木村 大毅(IBM) [現地]

09:20 〜 09:40

[3L1-GS-11-02] 日本語の大規模Twitterデータからみる新型コロナワクチン接種に関する人々の関心の推移

〇武富 有香1、 中山 悠理2、須田 永遠1、宇野 毅明1、橋本 隆子3、豊田 正史4、吉永 直樹4、喜連川 優1、Rocha E C Luis5,7、小林 亮太2,6 (1. 国立情報学研究所、2. 東京大学大学院 新領域創成科学研究科、3. 千葉商科大学、4. 東京大学 生産技術研究所、5. ゲント大学 経済学部、6. 東京大学 数理・情報教育研究センター、7. ゲント大学 物理・宇宙物理学部)

キーワード:ツイッター、新型コロナウィルス、ワクチン接種、トピック分析、時系列

日本における新型コロナワクチン接種は,安全性・有効性に対する不安や接種に関する政策への不満があったにもかかわらず,欧米諸国と比べて迅速に進んだ.短期間で高い接種率に達する過程における人々の考えや関心を知ることは,公衆衛生上の重要な問題である.本研究ではTwitter上で2021年1月から10月につぶやかれた「ワクチン」という語を含む日本語の全ツイート(1.1億超)を分析した.まずトピックモデルを用いてツイートを15のトピックに分類したのち,意味解釈を行うことにより人手で4つの話題(個人的事柄,ニュース,政治,陰謀論とユーモア)に整理した.そしてテキスト情報を考慮に入れた時系列分析を行った結果,6月の職域接種の開始を境に,ワクチンに関する政策・有効性・関連ニュースなどの社会的事柄に関するトピックのツイートの割合が減り,接種の予定や報告,自身の副反応などの個人的事柄に関するツイートの割合が増えたことが明らかになった.

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