2023年度 人工知能学会全国大会(第37回)

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[4Xin1] ポスターセッション2

2023年6月9日(金) 09:00 〜 10:40 X会場 (展示ホールB)

[4Xin1-72] バイオリソースの知識グラフの作成とその活用

〇櫛田 達矢1、臼田 大輝1、藤澤 貴智2、山本 泰智3、小林 紀郎4、桝屋 啓志1 (1.国立研究開発法人理化学研究所バイオリソース研究センター、2.国立遺伝学研究所、3.情報・システム研究機構ライフサイエンス統合データベースセンター、4.理化学研究所情報統合本部)

キーワード:オントロジー、知識グラフ、データ統合、ライフサイエンスデータ、セマンティックWeb

バイオリソースはライフサイエンスの実験研究で用いられる生物材料のことである.実験動物や植物,微生物,細胞およびDNA配列など様々な種類が存在する.その利用目的は,創薬,品種改良,有用物質生産,生物学的現象の機序解明や機能解析など多岐に渡る.ユーザーは,国内外のバイオリソースセンターからこれを入手する.バイオリソースセンターは,ユーザーが目的とするバイオリソースを発見するための検索システムの開発が必須であり,そのデータ整備が重要である.データ整備にあたり,我々はデータ統合やデータ更新に利点のあるRDFを採用し,外部機関が提供するデータセットやオントロジーを複数組み合わせたバイオリソースの知識グラフを構築している.本研究では,この知識グラフを用い,化合物が持つロールやタンパク質の機能をキーワードとして,有用物質生産に関係するバイオリソースおよび生物分類系統の検索を可能にした取り組みを紹介する.またこれらの活動で直面する課題とその解決策を取り上げる.膨大で複雑な知識構造を持つライフサイエンスデータに対する我々の取り組みを共有することは,同様な問題を抱える他分野の研究者に有益であると考える.

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