[3Xin2-68] 衛星画像による雲量を用いた電力需要予測の基礎検討
キーワード:機械学習、電力需要予測、衛星画像、雲量
電力は私たちの生活に欠かせない重要なエネルギーである。電力は日々、電力会社が電力需要想定に基づいて発電計画を立て発電がおこなわれている。過剰な発電は余分なコストがかかり、経済的負担が大きくなり、発電量が不足すると、安定して電力を使用することが出来ない。そのため、需要と供給のバランスを維持することで、安定した運用が行えるため、電力需要を正確に予測することは、電力の安定供給だけでなく、経済的負担を抑えるために必要となる。電力需要は人々の行動が大きく関係しているため、電力需要予測には天気情報が使用されることが多い。主に使用されている天気情報は気温や湿度であり、それらの変数の有効性は明らかにされている。そこで、本稿では人々の行動を左右させる空の様子を分析するために衛星画像データを用いる。衛星画像からは雲量、雲種、雲頂高度など様々な情報を得ることが出来るが、本稿では基礎検討として気温や湿度に加え、衛星画像から雲量を求め、電力需要予測の特徴量とすることで、1時間先及び翌日の電力需要予測の高精度化を目的とする。シミュレーション結果から特徴量としての雲量の有効性を確認した。
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