[4Xin2] ポスターセッション2

[4Xin2-07] マルチエージェント雑談対話における対話破綻分析

〇大島 遼祐¹、牧原 昂志²、松澤 郁哉^2,3、品川 政太朗⁵、孫 延君²、森島 繁生⁴、片岡 裕雄² (1.早稲田大学、2.産業総合技術研究所、3.筑波大学、4.早稲田大学理工学術院総合研究所、5.奈良先端科学技術大学院大学)

キーワード：対話処理・対話システム、会話・談話解析、非タスク指向対話、マルチエージェント

本研究では、大規模言語モデル（LLM）に基づくマルチエージェント雑談対話において、対話破綻を生じさせる発話の分析を行う。人物行動のシミュレーションは大規模言語モデルを利用したエージェントを用いた例が提案されているが，より信頼性の高いシミュレーションを実現するためには重要な要素の１つである対話内容についての分析を行うことが必要である．そこで我々は，雑談対話においての破綻の原因となるLLMエージェントの発話の傾向について調査する．テーマとエージェントの属性を与えた上の2人のエージェントの対話に対して，破綻の原因のアノテーション実験を行なった．対話破綻を生じさせる発話の類型を行った結果、LLMエージェント特有の発話エラーが発生することがわかった。