2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[4Xin2] ポスターセッション2

2024年5月31日(金) 12:00 〜 13:40 X会場 (イベントホール1)

[4Xin2-79] 化学反応プロセスの計算結果を解釈するための素反応知識ベースの提案

〇小嶋 陽平1、小野 ゆり子3、ナート ピンク3、吉岡 真治1,2,3 (1.北海道大学 大学院 情報科学院、2.北海道大学 大学院 情報科学研究院、3.北海道大学 化学反応創成研究拠点)

キーワード:ケモインフォマティクス、オントロジー、説明生成

近年の計算化学では,化学反応の詳細なプロセスを計算で求める人工力誘起反応法(AFIR法)などの手法が開発されている.しかし,この手法から得られる化学反応プロセスの計算結果は,情報の粒度が細かく可読性が低い.本研究では,論文等において化学反応のプロセスの説明に用いられる「素反応」と呼ばれる複雑な化学反応を構成する単純な化学反応を用いて,化学反応プロセスの結果を解釈できるシステムを提案する.素反応を含む化学反応のオントロジーとしてはRXNOなどが存在するが,その知識は記述的なものが多く,化学反応プロセスの自動的な解釈には不十分である.そこで本研究では,素反応の反応の前後における分子の構造パターンの変化の記述を中心とした,素反応に関する新たな知識ベースの枠組みを提案する.また,この知識ベースに基づいて化学反応プロセスの解釈を行う方法を検討し,実際の計算結果を用いた検証を行った.

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