2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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オーガナイズドセッション » OS-24 Behavioral Data Science: 行動インサイトとAI・機械学習・最適化

[1D3-OS-24a] Behavioral Data Science: 行動インサイトとAI・機械学習・最適化

2025年5月27日(火) 13:40 〜 15:20 D会場 (会議室1202)

オーガナイザ:戸田 浩之(横浜市立大学),倉島 健(NTT),深澤 佑介(上智大学),赤木 康紀(NTT),落合 桂一(東京大学)

15:00 〜 15:20

[1D3-OS-24a-05] RAGを用いたイベント情報の活用による運動促進メッセージの生成

〇冨山 蓮1、瀧本 祥章2、倉島 健2、戸田 浩之1 (1. 横浜市立大学大学院、2. NTT人間情報研究所)

キーワード:RAG、大規模言語モデル、行動変容、行動変容ステージ、メッセージフレーミング

日本人の死因の半数以上が生活習慣病である.その予防策の一つとして,健康促進のための行動を起こさせる(行動変容)メッセージによる介入がある.しかし,保健指導などの従来の介入方法では,介入の回数やタイミングには限界がある.そこで,本研究では,行動変容ステージを考慮したタイムリーな介入を実現する第一歩として,行動変容ステージに基づき運動促進メッセージの要件を明確化し,それを考慮するためのメッセージ生成手法を提案する。具体的には,明らかにしたメッセージ要件に含まれる運動に関するイベント情報など(外部情報)を活用するために,Web検索を用いたRAG(Retrieval-Augmented Generation)によって運動促進メッセージを生成する.また,本研究では上記より生成した運動促進メッセージの比較評価を行うことで,メッセージ要件や外部情報の有効性を示す.結果として,メッセージ要件の有効性は示されなかったが,外部情報では部分的に有効性が示された.また,利得フレームによるメッセージや読みやすいメッセージ,メッセージ内容の難易度が低いメッセージが有効であると示唆する結果となった.

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