2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-24 Behavioral Data Science: 行動インサイトとAI・機械学習・最適化

[1D4-OS-24b] Behavioral Data Science: 行動インサイトとAI・機械学習・最適化

2025年5月27日(火) 15:40 〜 17:20 D会場 (会議室1202)

オーガナイザ:戸田 浩之(横浜市立大学),倉島 健(NTT),深澤 佑介(上智大学),赤木 康紀(NTT),落合 桂一(東京大学)

16:00 〜 16:20

[1D4-OS-24b-02] 情報検索行動を考慮した論文推薦システムの開発

〇徐 哲林1、山本 修平1、上保 秀夫1 (1. 筑波大学)

キーワード:推薦システム、論文推薦、情報検索行動、コンテンツベースフィルタリング

学術論文の急速な増加に伴い,研究者は関心のある論文を見つけることが難しくなる.この状況を改善するため,論文推薦システムが開発され,研究者が効率的に関連論文を発見できるよう,適切な論文を推薦する役割を果たしている.代表的な手法であるコンテンツベースフィルタリングは,基本的に論文全体の類似度に基づいて関連論文を推定する.しかし,ユーザの情報検索行動の研究によると,関連論文を調査する際,全体の類似度を確認するだけでなく,特定のセッションは自身の関心に合致するか(例えば,候補論文が自身の関心のある手法を使うかどうか)も重視する.本研究では,この行動を考慮したコンテンツベースフィルタリング手法を提案し,より多くの関連論文を推薦することを目指す.具体的には,論文全体の内容を考慮するだけでなく,特定された「研究背景」,「提案手法」,「実験結果」の3つのセクションも考慮した上で,それぞれに重みを付与してユーザの関心を反映する.DBLPデータセットを用いた評価実験では,precision@5,recall@5,MRR,MAPの指標において,提案手法が6つの従来手法より性能が向上することを確認した.

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード