2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[1N5-KS-6] 「スポーツ×情報学×インタラクション」の創発:現場を“支える”データの利活用

2025年5月27日(火) 17:40 〜 19:20 N会場 (会議室1009)

オーガナイザ:市川 淳(静岡大学),山田 雅敏(常葉大学),藤井 慶輔(名古屋大学),一ノ瀬 元喜(静岡大学)

17:40 〜 19:20

[1N5-KS-6-01] 「スポーツ×情報学×インタラクション」の創発:現場を“支える”データの利活用

近年,AIを含めた先端の情報技術がスポーツ現場で積極的に導入されている.昨年開催されたパリオリンピック・パラリンピック競技大会においても,判定の自動化や豊富な統計データ(スタッツ)の共有,精度の高い計測など,技術発展を実感したと思われる.選手やコーチがタブレット端末で映像をチェックしたり,出力されたデータをもとに話し合ったりする様子は今や当たり前になってきた.しかし,意思決定やプレーの全てを,情報技術やスタッツに委ねるような現場に対して警鐘を鳴らす意見がある.また,多種多様なスタッツは,個人やチームのパフォーマンスに留まっており,その結果に至るプロセスや根拠の理解は未だ専門家や指導者の主観に頼っている側面がある.ゆえに,「エコシステムによるデータの利活用」,「主観・感覚」,それらを言葉で伝える「指導・コミュニケーション」のバランスは極めて重要な検討事項であり,データリテラシー等の一般的な問題にも通ずる.他方で,Sports-Techは市場価値が世界規模で高まり,学術界も異分野融合によるスポーツ情報学やスポーツデータサイエンスといった新たな研究分野・領域も誕生しつつある.そこで,本セッションでは「スポーツ」と「情報学」,さらにはオーガナイザの関心や現場への導入,計測と解析の試みが比較的行われている「対人インタラクション」に焦点をあてる.そして「スポーツ×情報学×インタラクション」の創出として,現場を“支える”データの利活用について意識共有することを目的とする.第一線で活躍されるコーチやアナリストの方を招き,情報学と現場の接続や情報学のあるべき姿を皆で考えてゆく.

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