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[1Q4-GS-10-05] スポーツクライミングルートとクライマー動作の可視化:有向ネットワーク分析を用いたアプローチ
キーワード:スポーツクライミング、ネットワーク分析、有向ネットワーク、ルート可視化
東京オリンピックを機に注目を集めるスポーツクライミングは,複雑な意思決定と動作パターンを必要とする競技である.クライマーの動作の連続性と移行は,ルート設計と個人のスキルに影響を受けるが,これらを体系的に分析する方法は十分に確立されていない.本研究では,クライマーの軌跡を有向ネットワークとして表現し,動作パターンの可視化とルートの複雑さを評価する新しいフレームワーク「クライミング・トランジション・ネットワーク(CTN)」を提案する.2018年ワールドカップの競技大会スピードクライミング部門における24回のパフォーマンスデータを分析した結果,クライマーの動作パターンは多種多様であり,特にスメアリングやランジ動作の数,および使用したホールドの数に大きなばらつきが見られた.また,足よりも手を使用してキャッチしたホールドの数が,登攀時間により強く相関していることが明らかになった.
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