2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[2D5-GS-9] ヒューマンインタフェース:

2025年5月28日(水) 15:40 〜 17:20 D会場 (会議室1202)

座長:杭 陳琳(国立情報学研究所)

17:00 〜 17:20

[2D5-GS-9-05] 運転支援エージェントの発話決定フレームワーク

〇宮本 友樹1、片上 大輔2、田中 貴紘3 (1. 電気通信大学、2. 東京工芸大学、3. 名古屋大学未来社会創造機構)

キーワード:運転支援エージェント、対話戦略

本研究では,運転支援エージェントにおけるドライバを支援するための発話決定フレームワークを紹介する.著者らはこれまで運転支援エージェントの受容性の高い発話設計を目指した実験的研究によって,主にドライバへの指示における言語的配慮戦略の効果を示してきた.一方で,運転支援エージェントが発話を決定するための具体的な方針を示す枠組みがなく,実用化を想定した議論に限界があった.提案フレームワークでは,ドライバの心理状態・センサの確信度・緊急度の三つの要因を軸として表現される運転状況と,環境・行動・ヘッジの三要素による運転支援発話構文を基に運転支援エージェントの発話を決定する.これにより,運転状況に対する支援の妥当性を担保しつつドライバの心理状態も考慮した受容性の高い発話決定が可能な運転支援エージェントの実現が期待できる.

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