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[2M1-GS-10-02] テンソル因子分解を用いた商業施設における消費者属性・週・店舗を勘案した購買傾向の分析
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キーワード:テンソル因子分解、非負値タッカー分解、顧客管理
本研究では、顧客の購買行動に基づいた販売促進を行うための管理手法の開発を目的に研究を行なった。具体的には、大型の複合商業施設X, Yを運営する、某企業が有するポイントカード会員の52週分の購買履歴データから、どの商業施設で、どの属性の消費者に、どの時期に、どのカテゴリーの需要があるのかという特徴抽出を行った。分析には、テンソル因子分解の一手法である、非負値タッカー分解を用いた。この手法は、購買履歴データに適用された事例がない。そのため、購買履歴データに対しての非負値タッカー分解の有効性を示すことが本研究の学術的貢献である。この手法により、商業施設×消費者属性×週×カテゴリーの4次数の関係のデータを、低次数の特徴量に縮約することができ、膨大な購買履歴データの中に現れる消費者の購買行動の特徴を、集計よりも効率的に理解することが可能となった。
分析の結果、商業施設X, Y間で、ポイントアップデー時の客層、及び利用するカテゴリーに顕著な違いが発見された。この結果により、商業施設別で、客層・タイミング・重点カテゴリーに基づいたプロモーション戦略の立案が可能となる。
分析の結果、商業施設X, Y間で、ポイントアップデー時の客層、及び利用するカテゴリーに顕著な違いが発見された。この結果により、商業施設別で、客層・タイミング・重点カテゴリーに基づいたプロモーション戦略の立案が可能となる。
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