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[2P1-OS-26-04] がん治療をめぐる偽情報の懸念
キーワード:偽情報、SNS、がん治療、誤情報
がん治療において、同病の患者同士が支え合うピアサポートは、がんに関する情報の獲得やエンパワーメントの場として重要な役割を果たす。しかし、その一方で、ピアサポートを通じて偽情報が拡散するリスクにも注意を払う必要がある。SNS上の証言の受容は、対面でのやり取りとは異なり、情報の信頼性を確保するための条件が不透明であり、特別な配慮が求められる。加えて、セルフヘルプの形式をとるSNS上のピアサポートでは、患者仲間の証言が高く評価されやすく、エンパワーメントの文脈において偽情報を受容するリスクが増大する可能性がある。偽情報規制が十分に機能していないSNSプラットフォームにおいて、患者がピアサポートを通じて偽情報の影響を受けないために必要な対策を検討する。
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