2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[2Q5-GS-3] 知識の利用と共有:

2025年5月28日(水) 15:40 〜 17:20 Q会場 (会議室804)

座長:西村 拓一(北陸先端科学技術大学院大学)

16:20 〜 16:40

[2Q5-GS-3-03] 常識知識グラフを用いたメタ動作認識データセットの自動構築

〇三辻 史哉1,2、チャクラボルティ シュデシナ1、森田 武史1,2、吉川 友也3、山本 泰智4,2、江上 周作2、鵜飼 孝典5,2、福田 賢一郎2 (1. 青山学院大学、2. 産業技術総合研究所、3. 千葉工業大学、4. ROIS-DS ライフサイエンス統合データベースセンター、5. 富士通株式会社)

キーワード:人間動作認識、ビデオデータセット、知識グラフ、データリンキング

動作認識器の開発に利用可能な複数のデータセットが公開されている.一方で,各動画に付けられた動作ラベル間の関係性をデータセット横断的に人手で注釈付けしているメタ動作認識データセット(MetaVD)があり,データセットを横断した動作ラベルの検索や多様なドメインのデータセット拡張による動作認識器の性能向上に用いられる.本研究では,MetaVDの構築コスト削減のために,常識知識グラフのConceptNetを活用したMetaVDの自動構築手法を提案する.提案手法では,動作ラベルをレンマ化し,ConceptNetの辞書を用いて候補概念ノードを抽出し,意味的類似度に基づく絞り込みで動作ラベルとConceptNetのノードをリンクする.このリンク情報を用いて,MetaVDで定義されている関係の一つであるequal関係を自動抽出する.評価実験では,手動で構築された既存のMetaVDをGround Truthとした適合率・再現率・F値による評価と,あるデータセットで学習した認識器の,関連ラベルを持つ他のデータセットの動画の認識能力を表す認識転移後精度の平均増分による評価を行い,提案手法の有効性を示す.

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