2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[2Win5] ポスターセッション2

2025年5月28日(水) 15:30 〜 17:30 W会場 (イベントホールD-E)

[2Win5-103] AIのリスクと効用に関する世論調査

〇安野 智子1、寺田 麻佑2、中川 裕志3、木村 泰知4、谷辺 哲史5、Smith Adam6 (1.中央大学、2.一橋大学、3.理化学研究所、4.小樽商科大学、5.早稲田大学、6.国際基督教大学)

キーワード:人工知能、AIに関する世論、AIに関する知識

私たちはAIのリスクとベネフィットをどのように認識しているのだろうか?本報告は、「AIの悪」プロジェクトの一部として実施された世論調査に関する報告である。
AIに関する意識や知識の現状を把握するため、2023年12月と2024年12月にクロスマーケティング社のqiqumoサービスを用いたウェブ調査を実施した。調査の概要は以下のとおりである。①2023年12月:計画サンプル数1500(クリーニング後の有効回答数1377)、②2024年12月:一般サンプル1200、専門家(IT関連企業勤務など)500。
まず、2023年調査の主な知見は以下のとおりである。①2023年時点では各種AI機器・サービスの利用の認識は1~2割にとどまる。②「生成AI」「深層学習」など、AI関連用語7つの知識について尋ねたところ、回答者の75%は「意味についてはどれも知らない」と答えていた。③知識があるほどAIによる生活改善への期待が高いが、AIがもたらす悪影響への不安については知識による差がみられなかった。④AIによる判断は正確だが柔軟性に欠けると認識されている。その他の結果については当日報告する。

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