2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3A6-GS-10] AI応用:大規模言語モデル

2025年5月29日(木) 17:40 〜 19:20 A会場 (大ホール)

座長:林 兵馬(神戸大学附属中等教育学校)

17:40 〜 18:00

[3A6-GS-10-01] Template-based Code Genrationを用いた大規模言語モデルによる自動プログラミングの高速化

〇菊田 大輔1 (1. 日本電信電話)

キーワード:大規模言語モデル、ソフトウェアエンジニアリング、自動プログラミング、プロンプトエンジニアリング、Template-based Code Generation

近年,大規模言語モデル(LLM)によるコード生成が急速に発展し,有望な結果を示している.一方で,最先端のLLMの多くは自己回帰型モデルであり,前方から逐次的にコードを生成していく必要がある.そのため,長文のコード生成時には出力が完了するまでに多くの時間を要する.また,その出力の一部を修正する場合は一から再出力する必要があり,出力コードが長くなるほど修正の効率が悪化してしまう.本論文では,LLMによる自動プログラミングに対してTemplate-based Code Generation(TBCG)の概念を適用することにより,この問題の解決を目指す.TBCGはコードのテンプレートを用意し,そこに埋め込まれる数値を埋め込むことで,必要最低限のコーディングでコードを生成する手法である.提案手法では,LLMにテンプレートを介したコーディングを行わせることで,頻出する構文要素の記述量の削減と部分的なコード修正を可能にし,自動プログラミングの高速化を行う.評価実験では,HTMLの生成と修正に関する独自の評価用データセット上での結果をもとに,提案手法の有効性を示す.

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