2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3H1-OS-10a] 人工知能を駆使した疾患動態研究

2025年5月29日(木) 09:00 〜 10:40 H会場 (会議室1003)

オーガナイザ:岩見 真吾(名古屋大学),藤生 克仁(東京大学),中村 己貴子(中外製薬),岡本 有司(京都大学),小島 諒介(京都大学),川上 英良(千葉大学),本田 直樹(名古屋大学)

09:00 〜 09:20

[3H1-OS-10a-01] 数理モデルと機械学習による1,2回採血からのワクチン誘導抗体動態の推定と最適採血スケジュール探索

〇立松 大機1、岩見 真吾1 (1. 名古屋大学)

キーワード:ワクチン接種戦略、数理モデル、ワクチン誘導抗体動態

生命医学データは高精度である一方で、データ数が限られているため、少数データを効果的に活用する解析手法の開発が求められている。本研究では、COVID-19ワクチンに関する日本最大かつ最長のコホートである福島ワクチンコホートに蓄積した約2,500人のデータを用いた。そして、数理モデルと機械学習の融合アプローチを適用し、1、2点のIgG(S)抗体価データと年齢、性別などの基本情報から、IgG(S)抗体動態の推定を行った。つまり、1、2回の採血から任意時刻のIgG(S)抗体価が予想可能になる。さらに、効果的な予測を実現するために、最適な採血タイミングについても検討を行った。このアプローチは臨床試験の迅速化やデータ取得困難な基礎研究に対しても応用可能である。

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