2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-10 人工知能を駆使した疾患動態研究

[3H1-OS-10a] 人工知能を駆使した疾患動態研究

2025年5月29日(木) 09:00 〜 10:40 H会場 (会議室1003)

オーガナイザ:岩見 真吾(名古屋大学),藤生 克仁(東京大学),中村 己貴子(中外製薬),岡本 有司(京都大学),小島 諒介(京都大学),川上 英良(千葉大学),本田 直樹(名古屋大学)

09:40 〜 10:00

[3H1-OS-10a-03] 1誘導心電図から心不全判定を行うAIモデルを用いた大規模臨床研究

〇荷見 映理子1、陳 瑩1,3、宮本 寿美江2、藤生 克仁1,2 (1. 東京大学医学部附属病院 循環器内科、2. 東京大学大学院医学系研究科 先進循環器病学講座、3. SIMPLEX QUANTUM株式会社)

[[オンライン]]

キーワード:Ⅰ誘導心電図心電図、心不全

本研究は、スマートウォッチを用いた心不全検出システムの開発を目的とした大規模臨床研究である。Apple Watchの1誘導心電図データからAIモデルにより心不全の重症度(HF-index)を判定し、専用アプリ経由で取得した身体活動量と併せて心不全を検出した。4173人のデータ解析の結果、HF-indexのみを用いた心不全検出精度は感度62.7%、特異度59.2%、陽性的中率23.8%陰性的中率 88.6%であったが、医療従事者の評価を加えることで新規心疾患または心不全増悪の検出精度は感度95.2%、特異度99%、陽性的中率60.6%、陰性的中率 99.9%に向上した。本研究により、スマートウォッチとAIを活用することで、新規心疾患および心不全増悪を高精度に検出できる可能性が示された。

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード