2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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オーガナイズドセッション » OS-10 人工知能を駆使した疾患動態研究

[3H5-OS-10c] 人工知能を駆使した疾患動態研究

2025年5月29日(木) 15:40 〜 17:20 H会場 (会議室1003)

オーガナイザ:岩見 真吾(名古屋大学),藤生 克仁(東京大学),中村 己貴子(中外製薬),岡本 有司(京都大学),小島 諒介(京都大学),川上 英良(千葉大学),本田 直樹(名古屋大学)

17:00 〜 17:20

[3H5-OS-10c-05] PCA拡張と遺伝子分布による膵癌の転移の起因推定

〇今野 陽子1 (1. 北海道大学)

[[オンライン]]

キーワード:がん、遺伝子変異、転移、起因、主成分分析

膵臓がんは難治がんの一つである。転移への進行を判断する上で重要な要素に、転移と遺伝子変異がある。転移の兆候をいかに見つけるかが重要である。本研究のモデルは、公共型のがんの知識ベースを例に、VAE(変分オーテンコーダ)と決定木、主成分分析を用いた調査を行っている。遺伝子変異の観点から起因を見つけ出す方法論を検討している。膵癌の転移はKRASやTP53が伴う肝臓への遺伝子変異が多いが,分析結果から,発現率はOS1年未満のケースで約60%,55%を占める。転移の予兆は,KRAS以外に,TP53 やCDKN2Aの発現が関与する。また生存期間延長のために,転移部位が 1 以下,または 1 以上でも転移年齢が60 歳未満であることを示唆する。

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