2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3I1-GS-11] AIと社会:SNS

2025年5月29日(木) 09:00 〜 10:40 I会場 (会議室1004)

座長:榊 剛史(株式会社ホットリンク)

09:20 〜 09:40

[3I1-GS-11-02] ソーシャルメディア利用が幸福感に及ぼす影響の調査

〇祖父江 智子1、林 純子1、伊藤 和浩1、若宮 翔子1、荒牧 英治1 (1. 奈良先端科学技術大学院大学)

キーワード:ウェルビーイング、経験サンプリング法、ソーシャルメディア

近年,ソーシャルメディアの利用者数は飛躍的に増えており,その利用者のメンタルヘルスへの影響を明らかにすることは重要である.ソーシャルメディア利用が幸福感に及ぼす影響については,負の影響を示した研究がある一方で影響の存在を否定する研究もあり,一貫した結論は得られていない.この原因として,ソーシャルメディアの利用目的(社会的交流,情報収集,暇つぶしなど)や行動(コメントをする,投稿を眺める,投稿をするなど),ソーシャルメディア利用とは無関係な要因(テストで良好な成績を収めたことなど)を考慮できでいないことが挙げられる.そこで本研究では,経験サンプリング法を用いて,ソーシャルメディア利用が幸福感に及ぼす影響を詳細に分析する.具体的には,ソーシャルメディア利用の有無だけでなく,利用目的や行動に関するデータも収集する.データ収集,分析を通して,ソーシャルメディア利用が幸福感に影響を与える条件を明らかにすることを目指す.結果として,ソーシャルメディアの種類,利用目的,そして行動ごとに,それぞれ幸福感への異なる影響が示唆された.

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