2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-22 音楽認識・生成技術が紡ぎ出す未来の社会

[3O6-OS-22b] 音楽認識・生成技術が紡ぎ出す未来の社会

2025年5月29日(木) 17:40 〜 19:20 O会場 (会議室1010)

オーガナイザ:北原 鉄朗(日本大学文),中村 栄太(九州大学),浜中 雅俊(理化学研究所)

18:40 〜 19:00

[3O6-OS-22b-04] 日本楽曲の中国語カバーにおける言語表現と声調の変化の解析

〇達 恩漣1、郭 中梁2 (1. 聖徳大学、2. 愛知県がんセンター)

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キーワード:音楽情報学

日本には多くの音楽クリエイターがいて、数々の名曲が生み出されている。その中には、中国の歌手によってカバーされ、中国で広く親しまれている楽曲も含まれる。本研究では、日本の楽曲が中国語に翻訳された際に、日中歌詞の内容や声調の違いに注目し、翻訳による言語表現や声調の変化を解析するためのデータセットを構築し、歌詞の意味の一致度や曲との適合性を分析した。研究開始時点では、日本楽曲の中国語カバーに関するデータセットが存在していなかったため、日本と中国でリリースされた楽曲を調査し、250曲以上の日本楽曲とその中国語カバーを収集してデータセットを作成した。また、大規模言語モデルを利用し、日本語歌詞と中国語歌詞が持つ感情や意味がどの程度一致しているかを評価した。音響データに関しては、既存の機械学習手法を使って音響特徴量を抽出し、旋律と歌詞の適合性を検証した。本研究は、日中歌詞の違いが楽曲全体に及ぼす影響を明らかにし、カバー曲を含む異文化間での音楽制作の違いの理解や、翻訳の質を向上させる手法の開発に役立つと考えられる。

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