2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3Win5] ポスターセッション3

2025年5月29日(木) 15:30 〜 17:30 W会場 (イベントホールD-E)

[3Win5-48] 人工アリ群による鉛筆画風テクスチャの創発的生成手法の提案

〇佐藤 公一郎1、水野 一徳2 (1.拓殖大学大学院、2.拓殖大学 )

キーワード:群知能、画像生成、マルチエージェントシステム

本研究では,人工アリ群による創発的テクスチャ生成を鉛筆画風画像への変換に応用する.先行研究では,人工アリが入力画像のエッジ特徴をもとにキャンバス上に線分を落とすことにより鉛筆画を生成している.この手法では,人工アリ同士のフェロモンコミュニケーションがないため,被写体の細部やエッジ特徴が少ない領域まで描画が行き届かない問題がある.本研究では,人工アリ同士のフェロモンコミュニケーションを導入し,複雑な鉛筆画テクスチャを創発的に変換する手法を提案する.具体的には,人工アリが入力画像の特徴をもとに行動しつつも,フェロモンを介した相互作用によって適応的複雑性をもった鉛筆画を生成するものである.いくつかの入力画像に対して,鉛筆画風画像への変換を試み,先行研究の結果と比較検討することで本手法の有効性を示す.

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