2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3Win5] ポスターセッション3

2025年5月29日(木) 15:30 〜 17:30 W会場 (イベントホールD-E)

[3Win5-63] 分布外検知と継続学習の統合による段階的モデル成長に向けて

〇鷄内 朋也1、小西 達也1、Derda Kaymak2、Bing Liu2、松本 一則1、 橋本 慧志1、西村 仁志1、黒川 茂莉1 (1.株式会社KDDI総合研究所、2.University of Illinois Chicago)

キーワード:継続学習、分布外検知、自己改善

実世界では、時間の経過や環境の変化によりデータ分布がシフトすることが一般的である。機械学習モデルがこのような環境に適応するために、分布シフトを検知し、未知のデータを随時学習する能力が求められる。これまで、未知のデータを特定するタスクは分布外検知として、また新たなデータを段階的に学習するタスクは継続学習として、それぞれ独立して研究されてきた。本研究では、これら2つのタスクを統合し、モデルが未知のクラスを検知し、それらを追加で学習する手法を提案する。提案手法は、テスト時に分布外検知を未知クラスの検知だけでなく、モデルがどの段階で学習したデータかを識別するためにも用いることで継続学習の精度を向上させる。提案手法を画像分類タスクに適用した結果、従来の最先端手法を上回る性能を達成し、その有効性を実証した。また、複数の学習済みモデルをバックボーンとした実験を通して、分布外検知性能と継続学習の精度の間の関係を調査した。

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