2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-12 知能の統合と創発 - 自律化、汎用化・実世界化へ -

[4E2-OS-12b] 知能の統合と創発 - 自律化、汎用化・実世界化へ -

2025年5月30日(金) 12:00 〜 13:40 E会場 (会議室1101-2)

オーガナイザ:山川 宏(東京大学),栗原 聡(慶應義塾大学),谷口 彰(立命館大学),宮澤 和貴 (大阪大学)

12:20 〜 12:40

[4E2-OS-12b-02] 定性神経ダイナミクスに基づいた Motif-wiring 設計手法の提案

〇田和辻 可昌1,2、丸山 洋平2、山川 宏1,2 (1. 東京大学、2. 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ)

キーワード:脳参照アーキテクチャ、Motif、定性推論

脳参照アーキテクチャを設計する際には,開発および実装前に,事前に設計された神経回路の動的特性を評価することが不可欠である.また,重要な課題の 1 つに,特定の脳領域における神経科学的知識が不完全であることが挙げられる.そのため,部分的に未知の神経機構を含む場合でもシステムレベルの動作解析を可能にする方法論が必要である.本研究では,脳の基本的な計算単位であるモチーフに着目し,定性推論を使用してシステム構造に関する動的動作を解析する手法を提案する.定性的な神経ダイナミクスモデルを実装することで,モデルの単純化とモチーフのコンポーネント化の両方を実現した.これらの組み合わせたコンポーネントのシミュレーションにより,特定の神経アーキテクチャのシステムレベルの動作が予測可能となる.この方法は,不完全な神経科学的知識を持つ回路を含む神経システムの挙動解析を可能にする点で重要である.

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード