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[4N1-GS-7-04] 室形状情報を用いたDeep Operator Networkによる室内音場推定の基礎的検討
キーワード:音響工学、音場シミュレーション、室内音響、深層学習
コンサートホールなどの室内の音響設計や,仮想空間における音場の生成などの用途で音場シミュレーションは活用されている.特に波動方程式を用いた音場シミュレーションは,波動性に従った高精度なシミュレーションを行える反面,計算時間がかかるといった課題がある.そこで近年では,シミュレーションで計算した音場を教師データとして用いた深層学習モデルによって,高速にシミュレーション結果を推定する手法が提案されている.一方で,深層学習を用いる場合,推定する音場がグリッドに制限される.そこで本研究では,任意の位置の音場を推定するためにDeep Operator Networks (DeepONets)を用いた深層学習音場推定手法を提案する.特に,DeepONetsのBranch networkに畳み込みニューラルネットワークを導入することで,室形状に対して汎化性能を持つDeepONetsの実現を目指す.実験では,基礎的検討として長方形状の室内音場に対して実験を行い,SNRで約24 dBの高い精度で音場を推定可能なことが明らかとなった.
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