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[4N2-GS-7-02] 画像基盤モデルと法線推定を用いたボーリングコア評価指標の自動測定手法提案
キーワード:法線推定、基盤モデル
近年、老朽化するインフラ整備の増加と熟練技術者の減少により、土木分野において、例えば地質調査ではさらなる効率化と品質確保が求められている。ボーリング調査におけるコアの品質評価は、地質・岩級・コア採取率など複数の評価指標について、熟練技術者による目視での測定に依存している。従来の自動化手法は、評価指標ごとに専用の画像認識モデルの構築が必要であり、実用化への障壁となっていた。本研究では、定量的な基準が明確で画像から判断可能な最大コア長とRQD(Rock Quality Designation)に着目し、汎用的な画像基盤モデルを活用した複数評価指標の自動測定手法を提案する。ボーリングコア画像に対して法線推定技術を適用することで、追加学習なしにヒビ割れ地点を検出し、評価指標を自動算出する手法を開発した。提案手法の有効性を検証するため、人手で取得した測定値を正解値として精度評価を行い、実用に耐えうると考えられる判断基準で自動測定が可能であることを確認した。
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