2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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オーガナイズドセッション » OS-19 AI技術開発におけるジェンダード・イノベーションと公平性

[4R2-OS-19] AI技術開発におけるジェンダード・イノベーションと公平性

2025年5月30日(金) 12:00 〜 13:40 R会場 (会議室805)

オーガナイザ:柏木 志保(お茶の水女子大学),新田 泉(富士通)

12:00 〜 12:20

[4R2-OS-19-01] ジェンダーに基づく判断を指摘する面接補助AIシステムの提案と構築

石田 こなつ1、石戸谷 由梨1、小林 一郎1、〇五十嵐 悠紀1 (1. お茶の水女子大学)

キーワード:ヒューマンコンピュータインタラクション、AIシステム、対話システム

採用面接において,面接官からジェンダーに基づく判断を含む発言がされる場合があり,公正な採用面接を行う上で課題となっている.本論文では,Web採用面接中に,面接官にジェンダーに基づく判断を含む発言があった場合に,GPT-4oを使用することで面接官に対してフィードバックを行うシステムを提案する.システムでのフィードバックには,面接官の発言にジェンダーに基づく判断を含む場合に,発言内容のどの部分にジェンダーに基づく判断が含まれていたかをハイライトするものと,アバターからのどう捉え直すと良いかを提示するコメントがある.このシステムでのアバターの提示方法に着目し,面接中の発言に対してコメントを行うアバターの適切な種類や感情表現について,調査を3つ行った.その結果,アバターは動物型よりも人型の方が適していることが明らかになった.また,アバターがどう捉え直すと良いかのコメントをする際には,怒りの感情表現は適切でないが,説得力のある感情表現には個人差があるとわかった.

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